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環境ニュース[海外]

中国 税関総局:2006年に8000トンの密輸「外国ゴミ」を押収

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2007.05.30 【情報源】中国/2007.02.01 発表

 2月1日、税関総局は、2006年全国密輸犯摘発部門が取締った廃棄物密輸事件は49件に上り、各種密輸固形廃棄物を8002.3トン押収した。そのうち工業廃棄物が7480.9トン、生活ゴミが521.4トンで、容疑者178名に強制措置を採った。
 検挙状況から見ると、現在、廃棄物密輸の動きには4つの大きな特長がある。第一に、海上の密輸ルートが主流で、約30%の廃棄物が海上から中国内地に密輸される。第二に、貨物運輸ルートによる廃棄物密輸では、主に品名偽造によって行われる。例えば国が輸入を禁じている廃触媒を白金精鉱と偽造申告している。第三に、廃棄物の輸入元が集中している。廃棄物は主に欧米、韓国、日本など先進国・地区から来ている。第四に、廃棄物の種類では、工業廃棄物や生活ゴミが最も多い。
 2006年9月10日より、税関総局と国家環境保護総局は共同で、廃棄物密輸の厳密な防止と効果的な抑制を図る「補天特別取り締まり」を実施し、廃棄物の輸出入環境に対策を打っている。同取り締まりは今年6月30日まで続けられる。【中国国家環境保護総局】

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