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環境ニュース[海外]

イギリス 動物の殺虫剤中毒事件報告書 2006年版を公表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2007.07.24 【情報源】イギリス/2007.07.10 発表

 野生動物事故調査スキーム(WIIS)が、年次報告書「2006年 動物の殺虫剤中毒:イギリスにおける疑惑事件調査」を発表した。
 同報告書は、殺虫剤によって、野生動物や有益昆虫、家畜などが被害にあったと思われる事件のリストを掲載しており、殺虫剤の正しい利用が大切であることを強調している。また、故意・違法に殺虫剤を毒物として乱用する事件が、殺虫剤中毒事故のかなりの割合を占めていることも分かった。主な報告内容は以下のとおり。
●今回報告された事件は全部で390件で、前年より少し上まわった(2005年は369件)。調査開始当初は600件を越えていたため、件数はかなり減少している。うち111件は殺虫剤によるものと断定された(2005年度は103件)。
●合法的な殺虫剤の使用による事故はスコットランドでの2件
●67件は意図的な殺虫剤の乱用によるもの(2005年は51件)。また、殺虫剤の誤用による事故は22件(2005年度は22件)。
 イギリス環境・食糧・農村地域省では、殺虫剤の違法使用によって死んでいる動物を発見した場合、通報するよう促している。その場合、中毒死したと思われる動物に触れたりせず、また、自分に危険が及ばないようであれば、ほかの動物に危害を与えないため覆い隠すよう呼びかけている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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