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環境ニュース[海外]

イギリス 最多降雨量でも水浴場の水質を維持

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2007.11.28 【情報源】イギリス/2007.11.15 発表

 イングランドで環境庁によるモニタリングを受けた414カ所の水浴場のうち、2007年は97.8%(405カ所)がEUの水浴場指令の水質基準を満たし、72.5%がより厳しいガイドライン基準を満たしていたことが分かった。
 近年、水浴場の水質は改善傾向にあり、97年のモニタリングにおける合格率は88%(EU指令に基づく基準)と35%(ガイドライン基準)だったのに対し、2006年にはそれぞれ99.5%と75%に達していた。なお、今年の夏は、記録的な降雨で、農地や道路、下水道からの流出水が特に多く、一時的な水質悪化が見られた。
 ウーラス環境大臣は、90年代から水道会社が下水施設へ投資してきたこと等を高く評価すると共に、2006年3月のEU水浴場指令改正に伴い、より厳しい基準が導入されることから、さらなる努力を促した。
 イギリス環境省は11月12日、新水浴場指令を遵守するための方策等について提案文書を公表、一般意見を2008年2月4日まで募集する。新指令では水質評価方法や水浴場のカテゴリーが改定され、水質に関する情報公開(ビーチでの標記及びオンラインでの情報提供)が求められる予定。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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