カナダ　国内・世界の淡水保護を支援

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2009.04.02 【情報源】国連／2009.03.20 発表

　カナダのプレンティス環境大臣は、UNEPの水分野の地球環境モニタリングシステム（GEMS／Water)に5年間で250万ドルを出資すると発表した。出資金は、データの品質管理、水質評価、後発開発途上国でのキャパシティ・ビルディングに活用される。
　また、カナダ西部経済多様化庁（WD）が最大で200万ドル出資し、レスブリッジ大学とサスカチュワン大学と共に水資源技術の開発を進めることも公表された。
　GEMS／Waterは、世界の内水の水質の現状と傾向について、科学的根拠に基づく情報を提供している国際的なプログラム。1978年にGEMS／Water共同センターがカナダ国立水資源研究所内に設立され、国連機関を含む100カ国以上が参加してきた。河川や湖沼のアセスメント、世界水質データベースの管理、参加国の国際的ネットワークの構築、世界規模の環境アセスメントの支援、水資源管理、経済及び環境に配慮した意思決定といった活動を行っている。【ＵＮＥＰ】