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環境ニュース[国内]

大気中アスベスト濃度測定の平成20年度調査結果を公表 全国50地域149地点で測定

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2009.06.01 【情報源】環境省/2009.05.29 発表

 環境省が全国で実施していた、大気中アスベスト濃度の平成20年度測定調査結果がまとめられ、発表された。
 この調査は、石綿による大気汚染の現状を把握し、今後の対策の検討に当たっての基礎資料とするとともに、国民に対し情報提供していくため、平成17年度から行われている。
 今回の調査対象になった場所は、(1)旧石綿繊維製造事業所、廃棄物処理場など発生源周辺地域、(2)住宅地域、商工業地域などバックグラウンド地域、(3)解体現場の前室付近や排気口付近−−の、全国50地域149地点。このうち、解体現場を除く40地域82地点については、年2回測定が実施された。
 一部の解体現場内の測定結果を除き、敷地境界及び一般環境において特に高い濃度は見られなかったとのこと。
 環境省は、引き続き石綿による大気汚染の状況を把握するため、平成21年度も大気環境モニタリングを行う予定。
 なお、従来、世界の使用量の大部分を占めていたクリソタイルを中心とした測定法を実施してきたが、石綿製品製造工場に設置されていた「特定粉じん発生施設」が全て廃止された一方で、今後は使用されている石綿種が不特定な建築物等の解体作業等である「特定粉じん排出等作業」が石綿の主な発生源になると予想されることから、クリソタイル以外の石綿も含め、環境大気中の石綿濃度をより効率的に把握できる方法について検討し、マニュアルを改訂していく予定とのこと。【環境省】

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