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環境ニュース[海外]

イギリス 2008年の大気質の状況を公表(最終版)

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2009.07.28 【情報源】イギリス/2009.07.16 発表

 イギリス政府は、2008年の大気質の状況(大気質指標最終版)を公表した。この指標は、ヒトの健康に悪影響をもたらす粒子状物質(PM10)や地上レベルオゾンの汚染濃度や、5種類の汚染物質の濃度が「中程度」もしくは「高程度」に達した日数を測定したもの。
 2008年の主な結果は以下のとおり
●都市部での粒子状物質濃度は平均19マイクログラム/3(2007年22マイクログラム/3)。波があるが測定開始の1993年以降は減少傾向にある。
●道路周辺の粒子状物質濃度は26マイクログラム/3(2007年は27マイクログラム/3)。測定が開始された1997年以降、減少傾向にあったが、2001年以降は減少のベースがにぶり、増加も見られる。
●都市部のオゾン濃度(バックグラウンド値)は平均59マイクログラム/3(2007年は57マイクログラム/3、1992年は44マイクログラム/3)。1999年以降長期的にわたって全体的に増加傾向にある。
田園地域のオゾン濃度は平均71マイクログラム/3(2007年は68マイクログラム/3、1987年は59マイクログラム/3)。長期的には、明確な傾向は見られない。
●都市部の大気汚染は汚染度が「中または高程度」に達した日数は平均26日間(2007年は23日間、1993年は59日間)。この値は、年によってばらつきがある。
田園地域の大気の汚染度が「中または高程度」に達した日数は平均45日間(2007年は30日間、1993年は21日間)。この値も数字に波がある。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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