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環境ニュース[海外]

イギリス 埋め立て処分される廃棄物の減少を目指す協議文書を発表

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2010.03.30 【情報源】イギリス/2010.03.18 発表

 イギリスのベン環境大臣は、3月18日、ロンドンのゴミ収集会社、バイウォーターズ資源回収施設を訪問し、イギリス環境・食糧・農村地域省の「特定廃棄物の埋め立て規制の導入に関する協議文書」を発表した。これは同省とウェールズ政府によるもので、紙、ダンボール、食品、繊維、木材、庭木の剪定屑、プラスチック、電気機器などの廃棄物の埋め立て規制について検討する。
 廃棄物を埋め立て処分場に送る代わりに、十分考慮し、リサイクルやエネルギー回収といった方法をとることができる。例えば、アルミ缶1トンは819〜850ポンドの値打ちがあるとされるが、現在年間10万トンものアルミ缶が埋め立てされているという。
 この協議文書では、様々な選択技を提議して意見を求めている。具体的には、何もせず現行の埋め立て処分税などを継続して埋め立てされる廃棄物の量を減らす、埋め立て禁止を導入する、あるいは埋め立てを禁止せずに、分別を導入するか、埋め立て前に行う前処理を強化する、または特定の廃棄物について製造者の責任を強化するといったオプションが挙げられている。
 また、今回の協議文書と同時に、イギリスがEUの埋め立て指令の目標を達成するため、埋め立て処分されている市町村の生分解性廃棄物を削減する方法に関する協議文書、イングランドの有害廃棄物処理戦略が発表された。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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