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環境ニュース[海外]

国際海事機関 北米の船舶からの排出規制区域を認定

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2010.04.06 【情報源】アメリカ/2010.03.26 発表

 国際海事機関(IMO)は、北米沿岸の水域を、船舶からの大気汚染物質の排出を規制する排出規制区域(ECA)に指定するよう求める提案を正式に承認した。ECA内を航行する大型船舶は、大幅にクリーンな燃料と技術を利用することとなる。
 ECAは2009年3月に提案され、IMOでは出来る限り早いスケジュールでこの提案を承認した。
 石油タンカー、コンテナ船、クルーズ船などの大型商用船は、現在、硫黄含有量の多い燃料を使用しており、燃料の燃焼に伴って、有害な濃度の粒子状物質や窒素酸化物(NOx)を排出している。厳格なECA基準の実施により、燃料中の硫黄分を98%、粒子状物質を85%、NOxを80%削減することができる。硫黄に関する厳しい基準は2012年から段階的に導入され、2015年までに、1000ppm未満とすることを目指す。また、新規の船舶については、2016年以降、先端のNOx排出削減技術を利用しなければならない。
 北米のECA内での排出管理プログラムの実施に当たっては、アメリカにカナダとフランスも協力する。【EPA

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