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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、メキシコ湾の漁業禁止区域を拡大

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2010.07.01 【情報源】アメリカ/2010.06.21 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は漁業禁止区域を拡大し、これまで設定されていた禁止区域の境界線を越えて原油流出が広がる、フロリダ州西部のパンハンドル地域沖合とミシシッピー州南沖合を含む海域とした。漁業禁止区域の指定は、メキシコ湾産の海産物の安全性を確保する予防措置である。漁業禁止区域は現在8万6985平方マイル、同湾の連邦水域の約36%となった。
 連邦政府と州政府は、海産物の安全性の検査・監視、汚染海域での漁獲禁止、汚染食品の市場への流入阻止といった措置を実施しており、NOAAは、アメリカ食品医薬品局(FDA)および各州と協働して、汚染の可能性がある漁業区域の閉鎖や、人に健康被害をもたらす危険性についての海産物の評価により、魚介類の安全性確保に努めている。またNOAAとFDAは大規模な海産物サンプリング計画も実施している。
 NOAAによると、2008年同湾の釣り客は約570万人、商業漁業による魚介類の漁獲量は10億ポンド超。NOAAは、原油流出状況の変化に基づき漁業禁止の必要性を今後も評価し、適宜禁止措置の解除を検討していくとしている。【アメリカ海洋大気庁】

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