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環境ニュース[海外]

中国、松花江に洪水で流出した化学物質入りドラム缶7000個を回収

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2010.08.13 【情報源】中国/2010.08.02 発表

 中国東北部吉林省の松花江から、化学物質の入ったドラム缶7071個が確認または回収された。ドラム缶は、2010年7月28日、大雨による洪水で二つの化学工場から松花江の支流に流出したもので、うち3476個は空だったが、残り3662個には無色透明の爆発性化学物質、主にトリメチルクロロシラン(TMCS)及びヘキサメチルジシラザン(HMDS)が入っていた。松花江は吉林省最大の飲用水の水源であるため、水質の汚染が危惧されたが、吉林省政府当局によれば水質への影響はないという。回収作業には1万2000人以上の解放軍兵士、武装警察、緊急の作業員等が当たり、このうち一人の兵士が洪水にのまれて犠牲となった。長さ1900キロメートルの松花江は、ロシアとの国境線にある黒竜江の支流の中でも最大の河川。2005年にも吉林省の石油化学工場の爆発によって汚染され、ハルビン市の住民380万人が四日間飲用水の供給を停止される事故が起きている。2010年7月30日には、長江に沿った武漢市でも、洪水により1500個の密閉されたドラム缶が流出する事故が発生したが、どれも無事回収され、長江の水質にも問題はないとされた。【中国環境保護部(MEP)】

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