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環境ニュース[海外]

国連環境計画、2010年SEED賞受賞者を発表

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2010.11.17 【情報源】国連/2010.11.03 発表

 国連環境計画(UNEP)は、2010年SEED賞の受賞者30団体を発表した。途上国の革新的事業の募集に加え、今年は特にアフリカを重点地域として、南アフリカ、ブルキナファソ、ケニヤ、エジプト、ガーナ、ルワンダ、セネガルからの応募を重視した。受賞したのは、太陽熱を集光して調理しながら排熱を発電にも利用する、小型で安価な太陽熱発電装置(中国)、麦藁などの農業廃棄物を利用した紙製品の製造事業(ウガンダ)、豊富で安価な竹材を使い、地域の道路事情にも適した竹自転車の製造(ガーナ)、節水型小型洗濯器(南アフリカ女性起業家)等、30団体に及ぶ。SEED賞は、持続可能な発展に役立つ事業を行う社会・環境起業家を表彰し、その事業のスケールアップを図るもので、資源と生態系の持続可能な利用を進めつつ、地域経済を刺激し貧困を克服することを目指している。受賞者には、専門知識や技術支援へのアクセス、新たなパートナーやネットワークの構築、事業計画や資金源特定など、それぞれの事業のニーズに合わせた支援内容が組み合わせて提供される。2010年の募集には、約60カ国から、NGO、女性や青年のグループ、労働団体、公共機関、国際機関、学術団体等の共同事業が応募した。受賞者の選考は、独立した国際的専門家審査委員会が行うという。【国連環境計画(UNEP)】

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