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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、グァム島都市部の表流水による水質汚染防止のため、すべての雨水排水者に排水許可取得を義務付け

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2011.02.23 【情報源】アメリカ/2011.02.09 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、グァム島都市部の表流水による水質汚染防止のため、すべての雨水排水者に排水許可の取得を義務付けると発表した。同島沿岸部には、絶滅が危惧されるサンゴ礁などの重要な海洋環境が存在するほか、同島の飲料水はすべて地下水に依存しており、水質汚染の影響は深刻となる。同島では市営の雨水排水が水質悪化の大きな要因になっており、今後、雨水排水に水質浄化法の許可要件が適用されることにより、都市部、米軍基地及び道路からの表流水による海洋環境汚染が防止される。特に、グァム島では軍事基地の大規模な開発が進行中で、これらの工事が海岸地下水の汚染につながらないよう、保護策が講じられる。EPAは、都市部や軍事基地からの汚染表流水の流出防止と管理に必要な対策を示した許可証を1年以内に発行する予定で、全島の既存排水システムへの汚染物質流入を最小限に抑制するための要件もそこで定めるとしている。【アメリカ環境保護庁(EPA)】

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