三重県桑名市五反田地内の不法投棄産廃処理実施計画案に環境大臣が同意

　「特定産業廃棄物に起因する支障の除去等に関する特別措置法（産廃特措法）」第4条の規定に基づいて作成された、「三重県桑名市五反田地内不法投棄事案に係る特定支障除去等事業実施計画（案）」に対して、環境大臣が平成23年3月22日付けで同意した。
　今回の事例は、三重県桑名市において、産業廃棄物処理業（収集運搬・最終処分）の許可業者である（株）七和工業が、山林に不法投棄を行い、揮発性有機化合物（VOC）である1,4-ジオキサン等により汚染された地下水が周辺に拡散した事案。
　実施計画案では、平成23年度から平成24年度で3億5,200万円の事業費がかかる見込みであることから、環境省では、（株）七和工業に対し、今後厳しく求償を行うとともに、原因者や排出事業者など、不適正処分に関与した者の調査を継続して行い、違法な行為等が確認できた場合は、徹底した責任追及を行っていくとしている。【環境省】