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環境ニュース[海外]

EU、再生資源における「廃棄物の終了」基準を示す新規則を公表

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2011.04.13 【情報源】EU/2011.03.31 発表

 欧州委員会は、再生資源における「廃棄物の終了」(End of Waste)を示す明確な基準を定めた規則を公表した。今回は、銑鉄及び鉄スクラップ、アルミニウムスクラップについて基準が定められており、スクラップを鉄鋼工場やアルミニウム工場、鋳造工場などで利用するための準備作業である粉砕、細断、洗浄、汚染除去などは、スクラップが廃棄物としての立場を喪失する前に終了していることが求められる。例えば、廃自動車は、「廃棄物の終了」の基準を満たすために、液体や有害物質の除去、金属部品の適した処理が行われている必要がある。企業や消費者が排出する廃棄物の再生資源としての利用が増えているにも関わらず、これまで明確な基準が存在していなかったが、この規則により欧州連合内のリサイクル市場を促進し、さらに、安全で浄化された再生資源を廃棄物法の適用範囲から外すことにより、リサイクル産業に対する法的安定性と平等な競争条件を創出することを目指している。新規則は、公開後施行し、6ヶ月間の移行期間の後、各加盟国内で有効となる。欧州委員会は、現在、銅や紙、ガラス、コンポストといった他の資源に関する基準を策定中である。【欧州委員会環境総局】

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