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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、淡水・海水における有害物質について報告書を公表

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2011.07.27 【情報源】EU/2011.07.14 発表

 欧州環境庁は、報告書「ヨーロッパの淡水・海水における有害物質」を公表した。ここでは、淡水と海水における有害物質水生生物を傷つけ、人間の健康にリスクを引き起こすことを指摘している。また、欧州連合では、潜在的な影響が学術的に完全に理解されていない「新有害物質」による新たな課題が存在していることを示している。これらの「新有害物質」には、医薬品やパーソナルケア製品だけでなく、ナノ素材などの新物質が含まれている。政策立案者には、これらの新有害物質とその有害性に関するより多くの情報の取得を求めている。また、集中豪雨による有害物質の流出など、気候変動による影響も指摘している。報告書では結論として、水域への有害物質の流出の削減や化学物質の持続可能な製造と利用は、ヨーロッパの内外で取り組むべきテーマであるとしている。地球規模でのアプローチは、ヨーロッパの環境にとっても利益になるだけでなく、ヨーロッパで消費されているものの多くはヨーロッパ域外で生産されていることから、世界各地で有害な影響の発生を抑制することにつながるとしている。【欧州環境庁】

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