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環境ニュース[海外]

アメリカエネルギー省長官諮問委員会、シェールガス開発に対する提言を公表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2011.08.24 【情報源】アメリカ/2011.08.11 発表

 アメリカエネルギー省長官諮問委員会(SEAB)の天然ガス小委員会は、アメリカの天然ガス生産量の30%近くにまで急成長しているシェールガスの開発と環境管理についての提言を報告書にまとめ公表した。報告書で示される提言の主要な項目は以下の通り。
1)シェールガス生産に関する情報の公開、特に水圧破砕で用いられるすべての化学物質についての完全な情報公開。また、シェールガスに関する情報の一元化(全米統一データベースの設置)
2)シェールガス事業の環境・安全性リスク、特に水質と大気質に及ぼすリスクの低減のための、緊急および長期の行動
3)シェールガス産業による、掘削の工法や作業方法の継続的改善を目的とした全米規模の機関の設置
4)安全と環境を守るための研究開発。連邦政府の支援の下に石油ガス産業が実施。
 報告書をまとめた小委員会のドイチェ委員長は、透明性を向上し事業方法の継続的改善に努めることが、シェールガス生産におけるすべての関係者の利益になる。規制側はより多くの正確な情報を入手でき、産業側は生産効率を向上させ、国民はシェールガス生産活動の継続的で計測可能な改善を期待できると述べた。【アメリカエネルギー省(DOE)】

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