欧州委員会、2050年までに持続可能な経済に転換するための進行計画を公表

　欧州委員会は、欧州経済を2050年までに持続可能な形に転換するための進行計画を公表した。これは、欧州2020戦略において資源効率の向上を目指すフラッグ・イニシアティブの下で中期・長期目標を確定し、それを実現するための手段をまとめた進行計画が求められていたことから策定したもの。進行計画では、生産と消費における転換のための施策として、環境技術助成への投資やエコデザインやエコラベル、環境に配慮した公共調達に対する奨励策、また資源消費に対する真の対価の導入、また食品、建物、交通の3部門を特に環境負担の高い部門とし、これらの部門における施策や指標の導入、さらに消費の激しい資源に特化した施策を求めている。ここで挙げられている施策の実行のために、欧州委員会は、適切な政策と法令の策定を予定している。【欧州委員会環境総局】