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環境ニュース[海外]

アメリカ政府、クリーンディーゼルプロジェクトに総額5000万ドルを助成

大気環境 交通問題】 【掲載日】2011.11.04 【情報源】アメリカ/2011.10.20 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、排ガス削減・健康保護の取組の一環として、クリーンディーゼル・プロジェクトに総額5000万ドルの助成を決定した。対象となる各プロジェクトでは、スクールバス、トラック、機関車、船舶など8000台を超す古いディーゼル車両の交換や改良、新しいエンジンの取付などを行う。既存のディーゼル車の排出削減というコスト対効果の高い方法で公衆衛生・環境の向上を図りつつ、全国のメーカーやディーラーなどのグリーンジョブ(環境に配慮した雇用・仕事)を支援する。
 ディーゼルエンジンの排ガス(窒素酸化物やスス)は早死や喘息発作の原因とされ、結果としての労働損失日数も膨大である。EPAの基準により、新型ディーゼルエンジンの排ガスは大幅に低減しているが、今回のプロジェクトでは、排ガスの多い旧型ディーゼルエンジン1100万台超の排出削減に取り組む。プロジェクトの助成は各州への直接割当を通じて実施され、さらに50件以上の助成が行われる予定である。なお、今年は初めて、プエルトリコ、グアム、米領ヴァージン諸島、米領サモア、北マリアナ諸島連邦も直接割当の対象地域に含まれている。【アメリカ環境保護庁】

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