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環境ニュース[海外]

カナダ環境省、オイルサンド開発地域での魚類の水銀濃度について新たな調査結果を発表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2012.06.19 【情報源】カナダ/2012.06.04 発表

 カナダ環境省は、オイルサンド(石油を含む砂岩)の開発増加に伴い、アサバスカ川流域の魚類の水銀濃度が経時的に変化しているかどうかを検証し、その濃度が上昇していないという新たな調査結果を発表した。この調査は、アサバスカ川、クリアウォーター川、ピース・アサバスカ・デルタ、アサバスカ湖、その他周辺の湖で、1975年から2011年の間に捕獲された魚類の水銀濃度の変化を、広範なデータベースを用いて調べたもの。シロマス、カワカマスなどの魚類1600匹以上のサンプル分析が対象となった。カナダのピーター・ケント環境大臣は、「この調査は、オイルサンドに関する、信頼しうる国際レベルのモニタリングプログラムを支援するために、環境省の科学者が取り組んでいる調査の一つである。これによりベースラインとしての環境条件がわかり、オイルサンド開発地域の経時的変化を正確に知ることができる」と述べた。この調査報告は、次号の「Journal of Environmental Monitoring」誌で発表される。【カナダ環境省】

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