国連事務総長、2015年以降の開発アジェンダを議論するハイレベル・パネルの委員を指名

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2012.08.16 【情報源】国連／2012.07.31 発表

　国連環境計画は、潘基文国連事務総長が、ミレニアム開発目標（MDGs）の目標期日である2015年以降の開発アジェンダを検討する、ハイレベル・パネルの委員26名を指名したと発表した。同パネルの設置は、2010年MDGサミットで決定した「ポスト2015イニシアティブ」の一部で、加盟国の要望により、国連機関のほか、あらゆる地域の市民社会や民間、学者、調査機関等から委員が選ばれ、開かれた包括的な議論が行われる。
　パネルは2012年9月末に最初の会合を開催し、MDGsの実施から得られた経験を参考としつつ、新たな開発目標を検討する。さらに、Rio+20で合意された「持続可能な開発目標」を議論する政府間作業部会とも密接に連携し、2013年前半の報告書提出を目指している。潘事務総長は、各国の共同責任、貧困との戦い、持続可能な開発を中心にした、大胆かつ実現可能な開発ビジョンの完成を期待している。【国連環境計画】