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環境ニュース[海外]

イギリスエネルギー・気候変動省、グリーン・ディール開始を前に、住宅用断熱改修市場に関する公正取引庁の報告を歓迎

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.08.20 【情報源】イギリス/2012.08.01 発表

 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)は、2012年10月に予定されるグリーン・ディール政策の実施を前にイギリス公正取引庁(OFT)が実施した、住宅用断熱改修市場に関する調査の報告を歓迎した。
 グリーン・ディール政策は、個人や企業が事前に資金を用意することなく、建物のエネルギー効率を高める断熱改修等の改良を行えるようにする仕組みで、OFTはグリーン・ディールの実施時に断熱改修市場が効率的に機能するように、DECCと協働して同市場の現状を調査していた。
 報告では、建物断熱改修について、1)不適切な断熱材の使用例がある、2)工事の不具合の発見が難しく消費者が救済を受けにくい、などの問題点を指摘し、消費者保護のために、グリーン・ディールの下で実施される工事の長期的な質的監視に責任を持つ単一の機関を確保すること、救済の仕組みを改善することなどを勧告。また、市販される断熱材の種類が少ない、新製品の市販前承認に時間がかかるなど同市場の競争機能の問題に対しては、製品認証機関の認証プロセス改善等を促した。OFTは、引き続き事業者の営業手法の監視等も行うなど、消費者が安心して断熱材を導入できる環境の整備に努めるとしている。
 DECCは、グリーン・ディール政策の実施にあたっては、基準を満たした事業者に承認シールの表示を義務付ける、監視機関を新設し、事業者の基準遵守状況を監視するなどの消費者保護策を実施するとしている。【イギリスエネルギー・気候変動省】

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