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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、2011年の有害物質排出目録(TRI)の分析報告書を公表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2013.01.31 【情報源】アメリカ/2013.01.16 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、2011年「有害物質排出目録」(TRI)の分析報告書を公表した。それによると、2011年にアメリカ国内の環境(大気、水域、土壌)中へ放出された有害化学物質は、前年2010年に続いて増加し、40億9000万ポンドとなった(前年からは8%の増加)。EPAによると、この増加は主に採鉱部門の廃石処分による。採鉱では、大規模な施設で大量の金属鉱を採掘するため、鉱石の組成がわずかに変化しただけでも、報告される化学物質量において大きな変化になりうるという。
 有害物質全体の排出量は増加したが、このうち大気への有害物質排出量は2010年から8%減少した。大気への排出減少には、有害大気汚染物質(HAP)、特に塩酸と水銀の減少が寄与したという。これらは過去数年、減少傾向が続いており、要因として石炭火力発電所での排出制御対策の設置や、他の燃料への切り替えなどが考えられるという。
 「連邦緊急事態計画および地域住民の知る権利法(EPCRA)」により、製造、採鉱、発電、商業的有害廃棄物処理等の部門の施設は、有害化学物質の排出量を毎年7月にEPAに提出することになっている。また汚染防止法(1990年)では、TRI化学物質に関する廃棄物管理活動に関する情報の提供が義務付けられている。【アメリカ環境保護庁】

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