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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、複合木材製品のホルムアルデヒド排出基準で新規則を提案

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2013.06.12 【情報源】アメリカ/2013.05.29 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、複合木材製品に含まれるホルムアルデヒドの曝露から国民を保護するため、二つの規則を提案した。一つ目は、国内で生産されるか輸入される複合木材製品(硬材合板、中密度繊維板(MDF)、パーティクルボード、完成品)のホルムアルデヒドの排出量を規制するもので、検査やラベル表示の要請、積層品の規定、加工・流通過程の管理書類の作成などが含まれる。二つ目は、第三者認証プログラムの構築に関するもので、輸入品を含む国内のすべての複合木材製品に第三者認証機関による認証が必要となることや、第三者認証機関およびこれらを認定する認定機関に対する資格要件や責任を定めている。ホルムアルデヒドは、建材を作るための接着剤として利用されているが、目や鼻の炎症や呼吸器症状を引き起こすなど健康に悪影響を及ぼすことから、2010年に「複合木材製品ホルムアルデヒド基準法」が成立、「有害物質規制法(TSCA)」にもその規制が追加された。今回提案された規則はこの法を実施するためのもので、決定されれば家庭や職場でのホルムアルデヒド曝露が軽減される。【アメリカ環境保護庁】

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