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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、冷媒代替物質としてのプロパン等の火災・爆発の危険を警告

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2013.07.16 【情報源】アメリカ/2013.07.01 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、冷媒代替物質としてプロパンガス等を一般家庭用エアコンに使用しないよう、プロバンガス製造・販売者、リフォーム業者、エアコン取り付け業者等に警告した。これまでエアコンの冷媒ガスとして使用されて来たHCFC-22(R-22)は、オゾン層破壊物質の使用禁止を求めるモントリオール議定書の対象物質で、アメリカでも段階的に製造・輸入禁止になる。プロパン、R-290、22a、22-A、R-22a、HC-22a等の炭化水素ガスは、その代替物質として使われることがあるが、引火性があり家庭用エアコンに使用すると火災・爆発を起こす危険がある。アメリカ内外での事故例も報告されている。
 EPAは、工場の冷却システムや、新たに専用に作られた食品冷凍・冷蔵庫に限り、可燃性の高い冷媒代替ガスの使用を認めているが、一般家庭用エアコンへの使用は認めていない。EPAは、「重要な新代替物質政策」(SNAP)計画において、より安全で環境と健康に良い多くの冷媒代替物質をリストアップしており、今後も継続的にオゾン層破壊物質の代替物質を評価していくという。【アメリカ環境保護庁(EPA)】

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