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環境ニュース[海外]

スウェーデン、水銀に関する水俣条約の採択に貢献

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2013.10.25 【情報源】スウェーデン/2013.10.11 発表

 スウェーデン環境省は、水銀の使用・排出を段階的に廃止する「水俣条約」に署名したと発表した。署名は、2013年10月10日に日本の熊本県で行われた外交会議の式典で行われ、この場で他の約100カ国も署名を行った。水銀条約は、人々の健康と環境を水銀から守ることを目的に、水銀の採掘から最終処分まで、水銀のライフサイクル全体を対象とし、水銀の使用、排出だけでなく、鉱山からの採掘禁止を含め、その供給と取引も規制する。条約では、健康に関する側面を扱う条項を設けたほか、初めて、条約の実施を監視するためのメカニズムを条約本文に盛り込んだ。
 条約交渉は、国連環境計画(UNEP)の枠組の中で2009年から始まった。第1回の交渉会議はストックホルムで開催され、最終回となった5回目は2013年1月に行われた。スウェーデンは他の北欧諸国とともに、この新たな条約への交渉プロセスを精力的に推進してきた。スウェーデンは、条約の交渉委員会のビューローメンバーや、資金調達のコンタクトグループの共同議長を務めている。レーナ・エーク環境大臣は、「これほど多くの国々が条約に署名したことはきわめて喜ばしい。地球環境を守る取組において、今日は歴史的な日となった」と述べた。【スウェーデン環境省】

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