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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁とアラスカ州運輸・公共施設局、自動車廃液等処分用注入井の閉鎖に合意

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2013.12.03 【情報源】アメリカ/2013.11.19 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)とアラスカ州運輸・公共施設局(ADOT&PF)は、州の自動車修理施設にある廃液等の処分用注入井55カ所を閉鎖することで合意した。これまで、雨水や雪解け水のほか自動車修理施設から流出した廃液等を処理するために注入井が利用されてきたが、この廃水には、健康に悪影響を及ぼす不凍剤やブレーキ液などが含まれており、飲料水の約80%を地下水に依存している同州では、注入井からの地下水への流出が懸念されていた。
 飲料水安全法により、EPAは地下注入井の規制を行っている。2000年に自動車廃液等の処分に注入井を使用することが禁止され、既存のすべての注入井の閉鎖が義務付けられたため、EPAはこれら注入井の閉鎖に取り組んでいる。今回の合意により、ADOT&PFは、2018年までに、55か所でサンプリングを行い、汚染物質を除去し、永久閉鎖あるいは他の利用への転換を実施する。ADOT&PFは、EPAおよびアラスカ環境保護局と協力し、すでに6か所を閉鎖し、他についても閉鎖の作業を進めているという。EPAは、既存の注入井を閉鎖した施設所有者等に対し、環境に配慮した新たな廃水システムの導入に関する助言を行うとしている。【アメリカ環境保護庁】

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