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環境ニュース[海外]

ドイツ エチオピアにおける気候保護と生物多様性を支援するプロジェクトを開始

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2014.04.02 【情報源】ドイツ/2014.03.18 発表

 ドイツ連邦環境省は、アラビカ豆の原産地であり生物圏保護区であるエチオピアのカファ地方におけるコーヒー森林の保護を進める新しいプロジェクトの実施を公表した。プロジェクトは、世界最大級の種の多様性が残る地域において生物多様性の保護と気候保護を結び付けるもので、連邦環境省は、国際気候イニシアティブから570万ユーロを拠出する。エチオピアにおける原生林の面積は、以前は40%であったが、現在は2.7%にまで減少している。カファ地方はエチオピアに残る最後の原生林のひとつであり、大規模な湿地・水辺地帯が広がっている。2010年にUNESCO生物圏保護区に指定され、地球規模でも貴重な遺伝子の宝庫となっている。プロジェクトは、3年間の予定で、自然保護団体であるNABUにより実施される。既に実施されている再植林や持続可能な森林利用、省エネルギー型オーブンの製作といった対策を引き継ぎ、新しく、多様性の保護や地域における参加の強化、地域開発といった対策が導入される。プロジェクトを通じて、自然な生活基盤を長期的に維持し、気候変動に適応するために、地域住民を支援する。【ドイツ連邦環境省】

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