イギリス、グリーンディール政策・ECOで50万戸以上の住宅の省エネ性能を向上

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.04.04 【情報源】イギリス／2014.03.20 発表

　イギリスのエネルギー・気候変動省は、2013年に政府がグリーンディール政策及びECO（エネルギー供給者義務）制度を導入して以来、2014年1月末までに51万7000世帯がエネルギー効率化のための対応策（改修）を実施したと発表した。グリーンディールとECOは、国民がエネルギー利用を管理し、使用量を削減できるようにすることを目的としたもので、各世帯に合わせて個別アドバイスを行い、エネルギー使用量の削減と適切な室温の維持との両立を目指す。グリーンディール評価（各戸の評価）は、2月末までに16万3000件が実施された。省エネ改修を実施した世帯が51万7000世帯を超えたことで、2015年4月までに100万世帯の省エネ性能を向上させるとした政府の目標の半数を超えたことになる。
　また、これに関連して実施された別の調査によると、2013年1〜10月にグリーンディール評価を受けた世帯のうち、少なくとも一つの対応策を導入した、もしくは導入途中、今後導入予定である世帯は約80％に上る。さらに、導入した世帯の89％は、友人や家族にも勧めた、または勧めるつもりであると答えている。【イギリス　エネルギー・気候変動省】