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環境ニュース[国内]

三菱電機、JAXAから選定された温室効果ガス観測技術衛星2号開発・製造に着手

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.04.11 【情報源】企業/2014.04.09 発表

 三菱電機は、温室効果ガス観測技術衛星2号「GOSAT-2」の本格的な開発・製造に着手した。高精度の温室効果ガスセンサーと雲・エアロソル(微小粒子)センサーを搭載する。同衛星の開発は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から契約者に選定されていた事業で、2009年1月に打ち上げられた世界初の温室効果ガス観測専用衛星「いぶき」(GOSAT)の後継となり、2017年度の打ち上げを予定する。
 GOSAT-2はCO2やメタンなど温室効果ガスの濃度分布の観測が主なミッションとなる。世界の温室効果ガス計測の基準になる実用測定精度の確立を狙いに観測センサーの性能を高める。CO2測定精度はいぶきの4ppmから0.5ppmに向上する。有効なデータが取得できない雲を避け、雲がない領域を自ら指向して観測する機能を新しく搭載し、有効観測データ数を増やす。
 温室効果ガス観測センサーに新たな観測波長域を加え、いぶきが対象にしているCO2、メタン、酸素、水蒸気のほか、一酸化炭素(CO)も観測できる。さらに雲・エアロソルセンサーでPM2.5など微小粒子状物質を推計する。三菱電機は、衛星システム、観測システムの開発・製造と、データ処理など地上設備の構築や、打ち上げ後の衛星の管制運用まで手掛ける。
 GOSAT-2といぶきは、環境省、国立環境研究所、JAXAの共同開発で、温室効果ガス削減への貢献を目的にする。いぶきの観測データはインターネットで公開され、世界的なデータの有用性が認められているが、一層の高精度化が求められるためGOSAT-2を打ち上げ、日本の温暖化外交戦略につなげる。三菱電機はいぶきでも衛星システムの開発・製造を担当した。【三菱電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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