一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

オランダ、飲料水の水質維持へ注意を促す政策文書を公表

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2014.05.15 【情報源】オランダ/2014.04.25 発表

 オランダ社会基盤・環境省は、飲料水に関する初の政策文書の内容を公表した。この文書では、オランダの飲料水は良好な水質で、効率的かつ環境に配慮した方法で生産されているが、植物保護剤や硝酸肥料、薬品・化粧品に使われる新物質、気候変動等による負荷がかかっており、飲料水の水源保護と節水への認識をさらに高める必要があるとしている。また、物質の複合的影響や抗生物質耐性バクテリア等の新しい脅威についての知見の増強、水供給網や廃水処理の投資拡大の必要性も指摘する。今後、内閣は、飲料水法の下での飲料水供給に関する行政機関の責務の明確化、戦略的備蓄、水質基準強化を検討等を行うとしている。
 これは「Schoon drinkwater voor nu en later」(現在と今後のクリーンな飲料水)と題され、この種では初の政策文書となる。各州、自治体、水当局、飲料水会社、市民団体等と協議を経て策定され、すでに閣議でも承認された。オランダの飲料水法(2011年)により、内閣は飲料水政策文書を6年ごとに承認することになっている。【オランダ社会基盤・環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース