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環境ニュース[海外]

ドイツ 改正省エネルギー令が施行

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.05.15 【情報源】ドイツ/2014.04.29 発表

 ドイツ連邦環境省は、5月1日に、改正省エネルギー令が施行することを公表した。改正令では、エネルギーパスの影響力の強化とその提示・利用の義務の拡大・明確化を重点にしており、不動産市場における透明性の改善を目指している。住居に対する新しいエネルギーパスには、エネルギー効率クラスの表記も含まれることになり、遅くとも購入・賃貸物件の視察時には提示が必要となる。契約締結後、購入者や賃貸人は、これらの書類のコピーを受け取る。また、不動産の広告掲載時に既にエネルギーパスを所有している場合は、エネルギーパスに記載されている特定のエネルギー情報について広告内に掲示することが求められる。また、今回の改正では、新規建築物の効率基準を2016年1月1日以降、平均25%強化することが定められている。ヨーロッパ法では、2021年以降(行政機関については2019年以降)、全ての新規建築物を最小エネルギー建築物として建設することが定められており、今回の新規建築物の効率基準の強化は、最小エネルギー建築物制度の導入に向け、必要不可欠かつ経済的であり、正当なものであるとしている。さらに、2015年以降、運転開始後30年が過ぎた非効率な暖房ボイラーの運転は停止することが求められる。この規則には、コンデンシングボイラーや低温暖房ボイラーは対象外となり、また所有者自身が住居として利用している一世帯住宅・二世帯住宅も対象外となる。【ドイツ連邦環境省】

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