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環境ニュース[国内]

三菱化学、ローソンの農業生産法人から完全人工光型の植物工場システムを受注

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.06.13 【情報源】企業/2014.06.10 発表

 三菱化学は、ローソンが秋田県羽後町に設立した農業生産法人のローソンファーム秋田から、完全人工光型の植物工場システムを受注した。工場ではベビーリーフを生産する。東北、関東地区のローソンやグループのローソンストア100、ローソンマートで10月下旬から販売されるほか、各店舗で展開するパスタやサラダの材料にも使われる。
 三菱化学がローソンファーム秋田に販売する植物工場システムは、LED(発光ダイオード)照明や蛍光灯で植物の光合成を促す。光や温度、湿度、養分などの育成環境を最適な状態に制御することで、年間を通じて気候に左右されることなく、同じ品質の野菜が栽培できる。土を使わない水耕栽培で農薬を使用せず、洗わなくても食べられる。
 ローソンファームは、ローソングループへの野菜・果物を、安定供給することと独自商品の原材料への使用を目的にした農業生産法人だ。ローソンの商品開発やマーケティングの手法と農家をつなぎ、生産者が確かな青果物を供給する。ローソンファーム秋田は、ローソンファームで初めての植物工場システムでの栽培を行う。施設面積は656m2で、年間で店頭販売約20t、原材料用約11tの収穫を計画する。
 三菱化学は植物工場システムの展開を進め、阪神電鉄が兵庫県尼崎市の鉄道高架下に設けた植物工場にも採用されている。三菱化学はローソンファーム秋田からの受注を弾みに、今後も三菱ケミカルホールディングスグループの技術を集めて植物工場システムの設計から栽培指導、メンテナンスまで総合的な提案を行い、事業を推進していく。【三菱化学(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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