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環境ニュース[海外]

田園地域管理スキーム10周年

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2002.07.12 【情報源】イギリス/2002.07.03 発表

 イギリスの田園地域管理スキーム(Countryside Stewardship Scheme)が今年10年目を迎え、その一環である田園地域の石垣修復作業が、1000マイル(1600km)に達したことがわかった。石垣の歴史は3,500年前に遡るが、18世紀から19世紀に造り上げられた石垣は、イギリス田園景観の特徴ともなっている。石垣の隙間や割れ目は、オコジョ、野鳥、クモ、ハチ、コケなどの生息地となっている。
 エリオット・モーレイ田園地域大臣は、管理スキームについて、植物、動物及び昆虫の貴重な野生生息地となっている田園地域の特性を保護、強化するという成果を挙げており、また、田園地域の伝統的な「わざ」を守り、普及するのにも役立っていると評価した。
 田園地域管理スキームは、農家や土地管理者に、10年契約で田園地域の自然美や多様性の改善に必要な経費を補助するもの。土地管理の方法に応じて、1ヘクタール当たり20〜555ポンド(約3600〜100,000円)が支給される。現在、イングランドの全耕作地の約5%に当たる、260,000ヘクタールの土地が対象となっている。今年の同スキームへの申請は3000件を超えている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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