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環境ニュース[国内]

三井物産・住友林業、北海道ガスなどと北海道で木質バイオマス発電事業を実施

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.10.28 【情報源】企業/2014.10.24 発表

 三井物産と住友林業は、北海道ガス、林業関連事業のイワクラ(北海道苫小牧市)と、同市で木質バイオマス発電事業を実施する。共同出資の事業会社、苫小牧バイオマス発電を同市に設立することで株主間協定書を10月24日に結んだ。燃料の木質チップには、道の未利用木材を100%利用する。2015年5月の着工と2016年12月の稼働を予定する。
 苫小牧バイオマス発電が苫小牧市の臨海部に流動層ボイラー、蒸気タービン発電機など出力約5.8MW(5800kW)の木質バイオマス発電設備を建設し、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して売電事業を行う。一般家庭約1万世帯の年間使用電力量に相当する年間約4000万kWhを発電する。発電した電力は北海道ガスが全量を買い取る。
 木質チップは北海道の林地の未利用木材を年間約6万t使い、苫小牧市の半径150km圏から集める。新たに発生する木材需要によって森林環境の整備が促進され、道内の林業振興と雇用の創出で、地域の活性化にもつながる。苫小牧バイオマス発電は資本金4億9900万円で、三井物産が40%、住友林業、北海道ガス、イワクラは20%ずつ出資する。
 三井物産は社有林「三井物産の森」を全国に約4万4000ha保有し、うち約8割の約3万5000haが北海道内にある。木質バイオマス発電事業を始めるにあたり、三井物産の森からも未利用木材を提供する。住友林業にとって、グループおよび国内で今回が3カ所目のバイオマス発電事業となる。道ではほかに紋別市で発電所建設を始め、2016年12月の稼働を目指す。【三井物産(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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