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環境ニュース[国内]

大和ハウス、油汚染土壌対策で活性炭と油分解菌を合わせた日本初の工法を開発

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2014.10.31 【情報源】企業/2014.10.27 発表

 大和ハウス工業は、鉱物油の汚染土壌対策で、活性炭と油分解菌を組み合わせた日本で初めての「オイルバクット工法」を立命館大学と開発した。ガソリンスタンドや工場の跡地など油で汚染された土地向けの技術で、通常の土壌入れ替えと比べてCO2排出量とコストが低減できる。油汚染地でも大和ハウスの土地活用システムが利用できる可能性が広がる。
 オイルバクット工法は、油汚染土壌に活性炭と油分解菌を加えて混合することで、油臭・油膜を1時間で解消し、そのうえ油が分解できる。油分解菌だけでは油臭・油膜の解消に1カ月必要だが、100種以上の活性炭から選んだ特殊な活性炭を混合することで1時間で可能にした。油分解菌は油を食べる微生物環境負荷が低く安価な半面、分解に時間がかかる。
 オイルバクット工法では、油で汚染された土壌の運搬や焼却処理が要らない。油汚染土壌対策で一般的な土壌入れ替えと比較して、コストを約50%削減できる。同時にCO2排出量が約70%抑制できる。土壌入れ替えに代わる安価で環境負荷が低い土壌汚染対策技術の活用が求められているうえ、近年、ガソリンスタンドの廃業が相次いでいることから開発した。
 大和ハウスの土地活用システム「LOCシステム」は、土地所有者と出店地を探すテナント企業を仲介し、出店が決まると大和ハウスが建物を建設する仕組みだ。市場調査から経営計画、資金調達までサポートする。今後、油汚染地に建物を建設する場合はこの工法を採用する。油汚染地の再活用では土壌処理コストの負担の大きさが課題になっていた。【大和ハウス工業株(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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