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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、代表を務める特別目的会社が国内初の複合バイオマス発電施設を受注

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2015.01.13 【情報源】企業/2014.12.25 発表

 JFEエンジニアリングが代表を務める特別目的会社が、国内で初めての複合バイオマス発電施設を愛知県豊橋市から受注した。従来別々だった下水の汚泥し尿浄化槽汚泥、生ごみを1カ所にまとめてメタン処理して生成するバイオガスを燃料に発電する。複合処理で建設、管理・運営コストを低減するとともに、廃棄物エネルギーを有効活用する。
 特別目的会社は豊橋バイオウィルで、JFEエンジが60%、鹿島が29%、同社子会社で廃棄物処理施設の鹿島環境エンジニアリングが10%出資して設立した。豊橋バイオウィルが施設の建設資金をプロジェクトファイナンスで調達し、維持管理・運営を20年間実施する。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して販売する。
 契約額は約148億円で、施設はし尿浄化槽汚泥濃縮、生ごみ受け入れ・前処理設備や、5000m3のメタン発酵設備2基、バイオガス発電設備などを備える。下水汚泥し尿、生ごみからバイオガスを生成し、1日あたり2万4000kWhを発電する。さらに、メタン発酵に伴って発生する残さも炭化して1日6.5tの燃料をつくり、完全エネルギー化する。
 JFEエンジは、国内最大の生ごみによるバイオガス発電プラントや、多くの下水汚泥処理発電プラントの設計・建設を手掛けた実績があり、今回、自社の高効率ガスエンジンや独自のノウハウを基にした提案が評価された。今後複合処理施設の普及が見込まれ、この施設を先進モデルにして全国の自治体に積極的に提案する。東南アジアでも展開する。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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