一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境基準超過井戸の割合は5.9% 平成25年度地下水質測定結果
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2015.02.27 【情報源】環境省/2015.02.27 発表
環境省は、平成27年2月27日、平成25年度に国と地方公共団体が実施した全国の地下水の水質測定結果を取りまとめ発表した。地下水質の全国的な状況の把握を目的とした概況調査では、調査を実施した井戸のうち、何らかの項目で環境基準を超過した井戸数は、全体の5.8%と前年度の6.1%から減少した。
項目別の超過率としては、硝酸性窒素・亜硝酸性窒素が3.3%と最も高く、次いで、砒素の2.1%、ふっ素の0.5%、鉛の0.3%の順であった。
全国的な地下水質の状況についてみると、VOC(揮発性有機化合物)が過去5年間に環境基準を超過した井戸がある市町村は366で、全市町村の21%(前年度21%)を占めました。過去5年間に環境基準を超過した井戸がある市町村の割合は、重金属では23%(同20%)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素では29%(同29%)であった。【環境省】