一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

包装廃棄物システム 10周年

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2002.07.30 【情報源】フランス/2002.07.19 発表

 1992年にフランスで包装廃棄物管理システムが確立されてから、10周年を迎える。
 包装廃棄物は、家庭ゴミの中でも、量で50%、重さで30%をしめる。1992年、当局は、家庭ゴミとして出される包装廃棄物の回収又は費用負担を事業者に義務付けた。この義務を達成するため、事業者は認証会社エコアンバラ-ジュとアデルフに資金提供し、この2社が、分別収集を実施する地方自治体に資金及び技術援助を行ってきた。
 10年の経験を経た今日、4400万人以上の住民が、最低3種類の分別ゴミ収集を行っている。2002年、フランス国民の84%、5000万人以上が参加している。このシステムによって、2001年、470万トンある包装廃棄物のうち、240万トン以上がリサイクルされた。1992年以来、7億5600万ユーロ(870億円)がエコアンバラ-ジュとアデルフ社から自治体に支払われている。
 なお、エコアンバラ-ジュとアデルフ社と契約する地方自治体は、1999年1月1日より、ゴミ収集・処理に関する消費税が5.5%に削減されている。
 発生源からの削減と予防は環境に対する影響を確実に減らす。
 1997年には、関係者を集めた全国包装会議が設立され(包装関係の事業者、地方自治体、消費者団体、環境保護団体等)、包装廃棄物の削減事業に参加している。【フランス エコロジー持続可能な開発省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース