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環境ニュース[国内]

三菱商事や三菱重工などがトリニダード・トバゴでメタノールなどを生産

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.04.16 【情報源】企業/2015.04.13 発表

 三菱商事と三菱重工業、三菱ガス化学は、カリブ海に位置するトリニダード・トバゴでメタノール・ジメチルエーテルの製造・販売を実施する。同国国営ガス会のNGCや現地企業と事業を進めることで合意し、製造プラントの設計・調達・建設(EPC)、ガス供給など主要契約に調印した。現在、融資契約締結に向けて銀行団と協議している。
 プロジェクトには三菱商事と三菱ガス化学が26.25%、三菱重工が17.5%、NGCが20%、現地企業が10%出資する。総投資額は約10億ドル(約1200億円)となる。2018年10月にプラントの運転を開始する予定で、メタノールを年間100万t、ジメチルエーテルを同2万t生産する。プラントの設計から建設までを三菱重工が手掛ける。
 生産するメタノールは三菱商事、三菱ガス化学と現地企業が世界中で販売する。メタノールは主に天然ガスから生産される基礎化学品で、接着剤、農薬、塗料、合成樹脂、合成繊維の原料など各種の用途に使われる。ジメチルエーテルは、LPG(液化石油ガス)や、自動車・発電向けのディーゼル燃料に代わる液化ガスとして注目されている。
 ジメチルエーテルのディーゼル燃料代替促進に向け、トリニダード・トバゴ政府と協力して同国や周辺カリブ諸国でプロモーションも展開する。プロジェクトでは同国の天然ガスを主原料にしてメタノールやジメチルエーテルを製造し、世界的に拡大しているメタノールの需要を満たすとともに、同国や周辺カリブ諸国の経済成長につなげる。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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