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環境ニュース[国内]

平成25年度 大気汚染状況について PM2.5に改善傾向は見られず

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2015.05.14 【情報源】環境省/2015.05.14 発表

 環境省は、平成26年5月14日、大気汚染防止法(大防法)に基づき実施されている、大気汚染常時監視の平成25年度の大気汚染測定結果を取りまとめ公表した。
 平成25年度末現在の測定局数は、全国で1,895局であり、内訳は一般環境大気測定局(一般局)が1,478局(国設局を含む。)、自動車排出ガス測定局(自排局)が417局(国設局を含む。)となっている。
 二酸化窒素(NO2)については、長期的評価による環境基準達成局は、一般局で1,278局(100%)、自排局で401局(99.0%)となっている。一般局では近年全ての有効測定局で環境基準を達成し、自排局では平成24年度と比較すると達成率が0.3ポイント低下したものの、高い水準で推移している。
 浮遊粒子状物質(SPM)の環境基準達成率は、一般局で1,288局(97.3%)、自排局で372局(94.7%)であり、平成24年度と比較して、達成率が一般局で2.4ポイントとやや低下、自排局で5ポイント低下した。
 非達成の理由のほとんどは環境基準を超える日が2日以上連続したことによるものである。
 平成25年度の光化学オキシダントの測定局数は、1,182局(一般局:1,152局、自排局:30局)であった。このうち、環境基準達成局数は、一般局で4局(0.3%)、自排局で0局(0%)であり、依然として極めて低い水準となっている。昼間の日最高1時間値の年平均値については、一般局、自排局ともに近年ほぼ横ばいで推移している。
  平成25年度の一酸化炭素の有効測定局数は、303局(一般局:60局、自排局:243局)であった。
 長期的評価では、昭和58年度以降全ての測定局において環境基準を達成しており、良好な状況が続いている。
 年平均値は、昭和40、50年代に比べ著しく低下し、近年は一般局、自排局ともにほぼ横ばい傾向にある。
 PM2.5については、長期基準(年平均値15μg/m3以下)と短期基準(1日平均値35μg/m3以下)の両者を達成した場合に、環境基準を達成したと評価している。長期基準の達成率は、一般局で218局(44.3%)、自排局で58局(32.0%)であり、平成24年度に比べ低下したものの、測定数が100局を超えた平成23年度以降の変動の傾向は明らかでなく、全測定局の年平均値は横ばいで推移している。一方、短期基準の達成率は、一般局で80局(16.3%)、自排局で24局(13.3%)であり、平成23年度以降では最も低くなった。平成25年度は、7月、8 月に光化学スモッグ現象が多く発生し、大気中で二次的にPM2.5が生成して日平均値が高くなった日が全国的に多く、また、2月に風が弱いなどの気象条件により、関東地域を中心に日平均値が高くなった日が多くあった。これらの要因により、短期基準が非達成となった日が多かったことから、環境基準の達成率が低下したと考えられる。【環境省】

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