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環境ニュース[海外]

カナダ環境省、エリー湖の藻類ブルームを防ぐリン削減目標について意見公募を開始

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2015.07.27 【情報源】カナダ/2015.07.09 発表

 カナダ環境省は、エリー湖の有害藻類ブルームの問題に対処するため、リン削減目標を提案し、意見公募を開始した。エリー湖のブルームは五大湖の中で最も深刻で、過去10年間でますます悪化している。ブルームは、水質や水処理関連のコスト増、漁業やレクリエーション活動への悪影響、魚類や野生生物の生息地劣化などの問題を引き起こしている。2006年以降の五大湖における水質改善の取組へのカナダ政府の投資額は、2億1900万ドル以上に上るという。
 2012年、カナダとアメリカは「五大湖水質協定」を締結し、エリー湖においてブルームの原因となっているリンの削減目標を設定することを約束した。今回発表された目標案は、カナダ政府が1600万ドル拠出した「五大湖栄養塩イニシアティブ」の科学的知見や、連邦機関やその他のパートナーで構成される二国間小委員会の作業の成果である。カナダ政府は、最終的な目標とリン削減計画の策定に役立てるため、2015年8月31日まで目標案についての国民の意見を公募するという。【カナダ環境省】

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