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環境ニュース[国内]

東芝、自立型水素エネルギー供給システムをハウステンボスのホテル向けに受注

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2015.10.13 【情報源】企業/2015.10.07 発表

 東芝は、自立型水素エネルギー供給システム「H2One(エイチツーワン)」を初めて受注し、テーマパーク事業のハウステンボス(長崎県佐世保市)が同市で運営するホテル「変なホテル」向けに提供する。H2Oneは、再生可能エネルギーと水素を活用して施設のエネルギーが自給自足できる。2016年3月オープンの第2期棟に設置される。
 受注したのはH2Oneのリゾートモデルで、エネルギーインフラが十分整っていない地域にも対応する。CO2排出のない環境配慮型エネルギー供給システムで、日照時間が長い夏に太陽光発電で発電した電気の余剰電力を活用して水素製造装置で水素を作る。製造した水素はタンクに貯蔵し、その水素を使って冬に燃料電池で発電する。
 これによって年間を通じてホテル1棟分の電力量を供給する。今回導入するH2Oneには水素を高密度で貯蔵可能なタンクを採用し、従来の水素貯蔵タンクと比べてサイズを10分の1以下にした。これまでの貯蔵タンクは長さ6mのコンテナが6個で計36mだったが、小型化で長さ3.6mの1個のコンテナになり、敷地面積が限られる場所にも設置できる。
 東芝は変なホテルでの受注を弾みに、リゾート、BCP(事業継続計画)、離島、事業所など各モデルで水素地産地消型ソリューションとしてH2Oneを展開する。変なホテルは第1期棟が7月17日に開業した。フロント、ポーターをはじめとしたホテル業務をロボットが行うなど、最先端技術の導入が話題になった。現在第2期棟を建設している。【ハウステンボス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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