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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、韓国石炭火力発電所向けに超々臨界圧ボイラー受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.11.25 【情報源】企業/2015.11.19 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、韓国の石炭火力発電所向けに超々臨界圧ボイラーを受注した。大規模発電設備の中核機器として、高い発電効率でCO2排出量を抑える。超々臨界圧は水の臨界点を大きく上回る超高温・超高圧の蒸気でタービンを稼働させる仕組みだ。
 韓国の首都ソウルの南約200kmに位置する、忠清南道に造られる新舒川石炭火力発電所向けで、同国の建設大手、大林産業と共同で受注した。同石炭火力発電所は100万kW級の出力があり、運転開始後は地域の旺盛な電力需要に応える。同国の国営電力会社、同国電力公社(KEPCO)傘下の発電会社、同国中部発電(KOMIPO)が新設する。
 大林産業は土木、橋、高速道路、トンネル、港湾、発電施設などを手掛け、MHPSとは多くの発電所で協業している。今回は、MHPSが供給する設備の性能に加え、大林産業との協業実績が評価されて受注した。MHPSはKOMIPO向けでは、技術供与先の韓国総合重工業大手、斗山重工業を通して熱併給発電所用のガスタービン2基を受注している。
 MHPSは、高い効率で燃料消費量を抑制してCO2排出量を低減する超々臨界圧や、それよりやや温度が低い超臨界圧の石炭火力発電分野で豊富な実績を誇る。超々臨界圧や超臨界圧は近年、環境負荷低減から需要が高まっている。今後も石炭火力発電設備の新設が期待できる国や地域で受注活動を進め、電力の安定供給と環境負荷低減を図る。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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