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環境ニュース[国内]

横浜ゴム、米国タイヤ生産子会社が米国拠点で初めて完全ゼロエミッション達成

エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2015.11.30 【情報源】企業/2015.11.24 発表

 横浜ゴムの米国東部バージニア州にあるタイヤ生産・販売子会社、ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・バージニア(YTMV)は、同国の生産拠点で初めて完全ゼロエミッション廃棄物ゼロ)を達成した。廃棄物の削減を徹底して進めた。2015年初めに廃棄物の埋め立て処分量を2%まで下げ、9月には完全にゼロにした。
 YTMVは、環境負荷を最小限に抑える製品設計、開発、工場運営を推進し、埋め立て処分する廃棄物をなくすためには工場から廃棄物を出さない、という考えを基に、削減を行った。併せてリサイクルリユース、エネルギー回収なども積極的に実施した。その結果、廃棄物の埋め立て比率を大きく引き下げ、ゼロを実現した。
 YTMVはバージニア州セーラムに立地し、乗用車・SUV(スポーツ用多目的車)用のタイヤを生産・販売している。米国子会社のヨコハマタイヤ・コーポレーションのセーラム工場を2014年に分離・独立して設立し、従業員数は2014年12月末現在で910人だ。同年に同州の環境優秀プログラムの最高レベルを導入して取り組んできた。
 具体的には、エネルギー使用の効率化、水資源管理、化学物質管理、従業員の環境意識向上などの活動を展開している。2015年3月には、地元の環境NPO、バージニア・ウォーター・エンバイアラメンタル・アソシエーションが選ぶ「2015年産業廃棄物及び前処理環境優秀賞」で環境改善が顕著な企業に与えられる賞を受賞した。【横浜ゴム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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