一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

イオン、「イオン鉄道輸送研究会」が「イオン・サッポロ」列車をJR貨物と運行

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.12.01 【情報源】企業/2015.11.26 発表

 イオングループで物流のイオングローバルSCMが幹事を務める組織「イオン鉄道輸送研究会」は、サッポログループ物流と共同で「イオン・サッポロ」専用列車をJR貨物と運行する。11月29日から長野と関東地区を結ぶ。サッポログループ物流は、サッポロホールディングス傘下でサッポロビールの物流を担当していて、業界を超えて環境負荷の低減に取り組む。
 輸送をトラックから鉄道に切り替えるモーダルシフトによってCO2排出量を削減することが狙いで、同時にトラックドライバー不足といった業務環境に対応する。イオン鉄道輸送研究会はモーダルシフトを目的にメーカーなどで組織する。今回イオングローバルSCMが参加32社に呼び掛け、サッポログループ物流が賛同して専用列車が実現した。
 専用列車はJR貨物の北長野駅(長野市)を日曜の午後8時21分に発車し、同隅田川駅(東京・荒川区)に月曜の午前6時47分に着く。コンテナ車8両編成となり、12フィート(約365cm)のコンテナを40個積載する。隅田川駅に着いた後、関東地区のイオン、サッポロの物流拠点に運ぶほか、JR貨物で北海道・東北や中部・関西・九州地区へ輸送する。
 イオンとサッポロは、鉄道での貨物輸送で環境負荷の低減と省力化が併せて可能になるうえ、共同で貨物を集約することで1列車分の輸送物量が安定して確保できる。加えて、トラックドライバーの業務環境に対応した輸送体系の変更と安定輸送につながる。JR貨物は日曜に運行する列車を利用することで、限られた輸送力を有効活用できる。【イオン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク