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環境ニュース[国内]

三菱商事、英国の上水道事業会社に出資参画、サービス向上やコスト削減を推進

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2016.02.08 【情報源】企業/2016.02.03 発表

 三菱商事は、英国の上水道事業会社、サウス・スタッフォードシャー(SS)に出資参画する。持ち分の25%を米国の投資会社、KKRから取得することで合意した。役員や職員を派遣して経営に関わり、これまでのさまざまな水関連事業の経験や事業投資先などとの関係を活用し、SSのサービス向上やコスト削減、事業拡大を推進する。
 SSは、英国のサウス・スタッフォードシャー地域と同ケンブリッジ地域の給水区域約2663km2で、神戸市に相当する計約160万人に上水道サービスを提供している。取水設備56カ所、浄水場26カ所、ポンプ場81カ所と全長9100kmの管路などの資産を保有する。1853年設立の水事業会社を前身に2004年に立ち上げ、約2500人の従業員がいる。
 SSは取水・送水・浄水・配水を含む資産運営から維持管理・設備投資、顧客管理・サービスまで上水道事業を一貫して行っている。加えて、英国の他の水道会社向けに30以上の拠点で水道関連機器の修繕、管路補修、水質検査などの技術サービス事業や、コールセンター運営、顧客管理ソフト販売などの顧客サービス事業も手掛ける。
 三菱商事はこうしたSSの事業基盤を生かし、事業投資先や日本の水道業界の技術・サービスを英国全土で展開する。SSへの出資参画を通し、水道事業民営化の成功モデルとされる同国でノウハウを獲得して、事業の強化を図る。三菱商事は日本、オーストラリア、フィリピン、チリやアジア、中東、アフリカ諸国で水事業の実績がある。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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