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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、モンゴル最大の火力発電所更新工事受注、燃費改善

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.02.12 【情報源】企業/2016.02.08 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、モンゴル国営電力会社の第四火力発電所から、同国で最大の石炭だき火力発電所のリハビリ(更新)工事を受注した。長寿命化するとともに燃費効率を改善して、電力の安定供給につなげる。2018年10月の工事完了を予定する。
 リハビリ工事は、既設発電所の老朽化した装置や部品を交換・修理して性能を高めることを目的に行う。今回の工事は、モンゴルの首都ウランバートルにある第四火力発電所の火力発電所、1〜8号機を対象にする。設備に付着したすすを落とす装置「スーツブロワ」を1〜8号機に追加で設置し、熱交換比率の低下を防ぐ。
 スーツブロワはボイラーなどに付着するすすやダストを除去し、各種熱交換器の性能を維持する。加えて、5〜8号機の石炭粉砕ミルの中核部品を更新する。石炭粉砕ミルは、石炭を微粉に粉砕すると同時に粗粒をカットする装置で、ボイラーの高い燃費効率を実現する。工事は同国のエンジニアリング最大手と実施する。
 このプロジェクトは独立行政法人国際協力機構JICA)の円借款案件として行う。モンゴルは鉱物資源開発などがけん引する経済成長を背景に、首都周辺で電力需要が急増し、電力の供給能力を強化することが課題とされる。一方、発電設備の多くはシステムの老朽化が進み、燃費効率の低さやそれに伴う環境への影響が問題になっている。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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