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環境ニュース[国内]

パナホーム、室内の空気質に関する国際認証を取得した一戸建て住宅商品を発売

大気環境】 【掲載日】2016.04.11 【情報源】企業/2016.04.04 発表

 パナホームは、住宅室内の空気質に関する国際的な認証「住宅向けグリーンガード認証」を取得した、一戸建て住宅商品「NEW(ニュー)『CASART(カサート)』」を4月5日に発売した。建物の本体を構成する材料や接着剤などから揮発する化学物質を抑制し、室内空気の揮発性有機化合物VOC)の濃度を国際的な基準以下に低減した。

 住宅向けグリーンガード認証は、米国の第三者安全科学機関、ULが実施する。主に建材や家具から放散されて住環境に存在するVOCに関し、300を超える物質の基準値を設定し、VOCの総量に上限を設けて未規制のVOCにも対応する制度だ。パナホームは、規格に基づく室内空気濃度の測定の結果、世界で初めて認証を受けた。

 パナホームは、ニューカサートで外気に含まれるPM2.5(微小粒子状物質)の浸入を防ぐとともに、室内で発生するVOCを抑える取り組みで、空気質トップの家を目指し、認証を取得した。VOCは、住宅の高気密化の進展に伴い、化学物質を含んだ建材による空気質の悪化が、健康に悪影響を及ぼすシックハウス症候群の原因の1つとされる。

 ニューカサートは、年間の一次消費エネルギー量を正味でおおむねゼロにするネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)にも対応する。参考プランの2階建て延べ床面積127.86m2(38.67坪)で出力5.1kWの太陽光発電システムと容量5.6kWhの蓄電池を含む本体価格は2934万円(消費税込み)となる。初年度に4800棟の販売を目標に設定した。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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