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環境ニュース[海外]

ドイツ 都市における自然によるポジティブな影響を示唆する報告書が完成

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2016.05.20 【情報源】ドイツ/2016.05.03 発表

ドイツ連邦環境省は、第3次部分研究報告書「ドイツ自然資本」を公表した。これは、ドイツ連邦環境省とドイツ連邦自然保護庁により支援され実施しているドイツ自然資本プロジェクトの成果物であり、報告書では、多数の事例をもちい、都市自然によるポジティブな影響を示している。主な結果は次のとおり。

・都市の緑化は、健康に有害な粒子状物質による大気汚染を回避し、夏期の急性心臓循環系不全の発生の削減につながっている。2003年の猛暑では7万人の人々が追加的に死亡したが、都市の緑化がなければ、その数はさらに上昇していたと考えられている。

・公園や緑地は、社会的な出会いの場でもある。クラインガルテンや地域農園は、多様な層や文化を持つ人々を結びつける役割を果たしている。都市の緑地は、社会的な協働を強化している。

植生地帯や非居住地は水を備蓄し、豪雨の際の浸水を回避することに貢献しており、下水網における被害に対する追加的な支出額を減らしている。

ヘンドリックス連邦環境相は、「都市に移り住む人々の数は増えているものの、多くの人々が自然とのかかわりを保ち続けたいと考えている。都市緑化の社会的経済的価値を明示することは重要である。都市における自然は、大気質や都市気候を改善し、熱波を緩和し、騒音を削減し、人々の出会いを促進する。都市における緑地は生活の質の向上につながることから、我々の都市開発における新しい重点となるべきである」とコメントした。

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