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環境ニュース[海外]

カナダとアメリカ、五大湖に存在する両国共通で懸念される化学物質を指定

健康・化学物質】 【掲載日】2016.06.21 【情報源】カナダ/2016.05.31 発表

 カナダとアメリカは、人間活動のために五大湖に存在しており、両国共通で健康や環境への悪影響が懸念される化学物質を指定した第一弾のリストを公表した。両国共通の懸念化学物質の指定は、2012年に締結した五大湖水質協定の要請事項であり、2014年に多数の化学物質が候補として挙げられ、両国共通の懸念化学物質に関する小委員会が評価した。評価結果と勧告を両国政府が検討し、2015年5月のパブリックコメントの実施を経て、今回の指定物質が決定した。指定されたのは、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)、ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDE類)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)、ペルフルオロオクタンスルホン酸塩(PFOS)、長鎖ペルフルオロカルボン酸類(LC-PFCA類)、水銀ポリ塩化ビフェニル類(PCB類)、短鎖塩素化パラフィン類(SCCP類)の8つの化学物質となっている。両国は、調査、モニタリング、監視、汚染防止、管理措置など、指定物質への対処戦略を策定および実施し、3年ごとに状態を報告するという。

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